カナダのジャスパー国立公園という自然に囲まれた最高の環境とは対照的に
泊まったユースホステルは、46人部屋という難民キャンプ並みの施設・・・。
2段ベッドが無数に並んでいてむさ苦しい。
朝チェックアウトして外に出たときは、より一層さっぱりとした空気と自然に感動できた。
早速向かったのは、ジャスパー国立公園マウント・エディス国立公園氷河。
93番高速道路から小道に入って、30分ほど。
ここからは絶景が広がる。
氷河によって山が削られているので、U字谷の壮大さが何ともいえない。
駐車場から30分ほど歩いた先にあるのは、氷河湖。
氷河から溶け出した水が溜まっていて
めちゃくちゃ冷たく、氷がプカプカ浮いている。
氷を持つ妻。
ここの景色はロッキー山脈のなかでも屈指のエリア。
ジャスパーの町から車で40分程度なので、オススメです。
絵葉書にあるような景色を見ながら、ジャスパー国立公園を南下。
途中、昨日スーパーで買っておいたパンとハムをサンドイッチにしてランチ 。
さすがに国立公園内だけあって、レストランとかスーパーが無いから
食事は各自持ち込むしかない。
大自然の美味しい空気の中といえども、
味はいまひとつだった。
午後はコロンビア大氷原を見学。
氷河の上を専用の大型バスで走るツアーがあるのだが、
高額のためパス。
大氷原を遠目に眺めていました。
(コロンビア大氷原。氷河が後退して新しく木が生えている)
ここ100年の温暖化でかなり氷河が後退したとのこと。
確かに、昔はここまで氷河ありましたという標識を見ると
かなりの量が減ってしまったのだと、少々切なく感じます。
一緒に旅をした韓国人男性が
「ここアルバータ州は石油の産出が盛んで、税金が低い」
との話も聞いていたの、なんだか矛盾を感じてしまう。
夕方、国立公園の山の中にある小さな宿へ。
ここは、WildnessHostelとのことで、
どうやら山の中なので、電気がなく、またトイレもボットン便所とのこと。
少々心配しましたが、実際に泊まってみると快適。
電気が無い代わりに、ガス電灯みたいので、夜も明かりがあるし、
なんといっても水がおいしい。
シャワーを浴びると、肌がツルツルさっぱり。
夜は外で、熊が出るんじゃないかとヒヤヒヤしながら
満天の星空の下
火を焚いて、遅くまで話をしていました。
その日は、すっかり煙りのにおいが染み込んだ・・・。(by じゅん)