旅立ちから107日目
モロッコの山間の町シェフシャウエンへバスでやって来ました。
どうもバス運が悪いのか、
フェズからシェフシャウエンへ来たときは、隣に座っている女性が嘔吐するし、
シェフシャウエンからタンジェへバスで行くときは
隣の女学生が嘔吐しそうになり、前のおばさんが袋を渡してなんとかセーフだし。
(私のせい?)
さらに追い討ちをかけるように、
バスのタイヤがパンクするし・・・。
モロッコではタイヤを使い切るため、タイヤの交換はパンク時なのか?
まあ特別に困ることは無かったのが不幸中の幸い。
さてシェフシャウエンは青い塗料の原料が取れるとかで、
漆喰の白い建物に青い染料が混ぜられて、独特の色合いをしています。
また山の斜面に町があるため眺めが良い。
泊まった「Pension Souika」という宿は
テラスからの眺めが良く、安くてオススメの宿です。
(個室の部屋で1泊5ユーロほど。FreeWifiもある)
テラスは日当たりも良く、せっかくなので洗濯をすることに。
しかし洗濯機が無かったので、
近くにあったバケツと洗濯板を使って洗っていると
宿に居た掃除のおばさんに「Good」と褒められた。
翌日はモロッコからスペインにフェリーで戻るため、
港のあるタンジェへ。
タンジェではあまり時間が無く、バスターミナルから
すぐに声を掛けられたタクシーで港へ向かった。
この時に乗ったタクシーが、これまで乗ったことのある車の中で
最もボロいタクシーだった。
まず、タクシーに乗り椅子に寄りかかろうとすると、
いきなり後ろに倒れそうなる。危険です・・。
シーソーみたいに椅子が固定されていないらしい(壊れている)
そして3人組みの仲間の男たちが突然ドアや窓枠を掴んで、
何事かと思っていたら、
ちから一杯タクシーを押した。
どうやら自力で発進できないようだ。
ある程度スピードがついたところで初めてエンジン音が聞こえてきた。
プスプスと、か弱いエンジン音を聞きながら、何とか港へ到着。
港では、タンジェからスペインのアルヘシラス間の
フェリーチケットを買わなければならないので、
いくつかのフェリー会社の前を通った。
やはり、チケットを買わないか?と売り込みの声が掛かったので
値段を聞いてみると、通常は35ユーロだけど20ユーロにしてくれるとの事。
別の3つの会社もまったく同様の事を言っている。(片道20ユーロが定価?)
最後の会社のところで、
「15ユーロにしてくれ」と頼んだら、
怒られたので、多分20ユーロが相場なのだろうと思い購入。
チケットの購入には名前やパスポート番号が必要で
さらにモロッコから出国の手続きがあるため、出国カードを記入する必要がある。
(全体の案内係、出国カード記入係、チケット係、弁当購入係)
フェリーの出発時間まであまり余裕がなく、
またアラビア語とフランス語がわからない私に代わって、
一斉にスタッフ?が対応してくれた。
ついでにモロッコの通貨が少々余っていることもあり、
ケバブのサンドイッチとジュースを別のスタッフ?に買って来てもらい
通常なら時間のかかる手続き等をわずか3分程度で済ませた。
スタッフみんなの力のおかげと感心していると・・・
しっかりチップを要求された。
(すべてのサービスがチケット代に込みでは無いようです)
仕方なくモロッコの不要になるコインを数十円ずつあげて
コインも無くなりきれいさっぱりモロッコ脱出!!
と安心して、購入したチケットを見ると、
フェリーの出発時刻が「13:30」と書かれている。
現在の時刻は13:45・・・
「コラー。普通に出発時間過ぎているだろー」
出発時刻を過ぎたチケットを売るとはどんな根性しているんだ!
と思っていると
乗るフェリーはまだ港に居て、どうやら1時間程度出発が遅れるらしい。
最後までモロッコらしさを感じた気がする出国でした(汗)
- Oct 02 Fri 2009 17:13
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