旅立ちから137日
ナイル川クルーズの旅に出て3日目。
今日も寺巡りの一日が始まった。
朝からEdfeにある、エドフ神殿という歴史上意味の深い場所です。
船から下りるとトーマスクックツアーのバスが待ち構えていた。こちらはきちんとしたツアー
の人のバス。私達は・・・もちろん現地のぼったくりエジプト人と交渉して交通手段を確保!
ということで、この馬車に乗ってお寺に行きます。
今回のエドフ神殿もなかなかの見ごたえでした。現在、エジプト内でも最も保存状態がよい
とされる遺跡で、特徴は壁の彫刻の堀が深くてしっかり当時の様子が残っていること。
そして、あちらこちらに鳥の彫刻がある。隼(はやぶさ)のホルス神。
この砂漠地帯にあまり鳥は見かけないが、
以前は鳥が偉かったのだろうか??
一通り見学を終えて、また例の馬車に乗って船へ戻ります。
途中で街中の市場を通り過ぎて、なんとか無事船に戻って来れました。
船では、毎日午後4時にティータイムがある。紅茶を飲みながらクッキーなどが食べ放題
になり、ちょっとした楽しみになってました。
船では現地エジプト人との交渉やお土産の売り込みなどとの格闘もなく平和に過ごせる。
のんびりと日が沈むのを眺める。
ちなみにその日の夜は、ライトアップされた寺を見学するという行程になっていたので、
一応船から降りて、散歩することにした。
といっても、りんと私は寺には散々飽きていたので、わざわざ高い入場料を払って見る
までもないと思い、敷地の外から見学。すると周辺の餓鬼どもが、ガラクタっぽい
お土産の売り込みに近づいてきた。
Hey Sir、Madam とかなんとかいって、しつこく付いてくる。
こちらもわけの分からない日本で馬鹿とかウザイと言いまくって対抗。
そして今回はホテルでゴミになりそうなアメニティを密かに用意して、
逆に観光客の我々が売り込みに出た。
「おい!そこの餓鬼、使いかけのシャンプー・石鹸・髭剃りのジェル5ポンドで買わないか?」
「あんたの親が喜ぶぞ!!」
その子どもたちは、ふだん「売り」になれているだけあって、
逆に私達に売り込まれて「買い」の立場になるとどうしていのかわからない様子だった。
聞いてみると、どうやら凄く我々の商品が欲しいらしい。けれど、
ズボンのポケットを裏返して、「ほら見ろ、お金ないぞ!」とアピールしてくる。
仕方ないので、彼らの商品・わけの分からないブレスレットと物々交換することに
手に入れたブレスレットがこちら
いやーまったくしっかりした餓鬼どもだと思いながら、
自分達もちゃっかりホテルのアメニティを売ったので、まあ人のことは言えないか
と感じた一日でした・・・。そろそろアラブの商習慣が身に付いたか!?